CBDって大麻なんですよね？合法と言われてるけど本当なんですか？興味があるけど怖いです。
最近注目を浴びているCBDですが、大麻から採取できる成分の一つであると知られています。日本では大麻の使用は厳しく取締りされています。ですがCBDは合法です。ではなぜ大麻から採取できるCBDは合法なのでしょうか？その内容について解説します。まずはCBDの基本から知って、安全に使用していきたい人におすすめの記事です。
CBDとは
CBDとは、Cannabidiol（カンナビジオール）の略称で、大麻草が持つ物質「カンナビノイド」の一つです。眠りを良くするリラックス効果や、痛みを緩和するなどの効果が期待されています。欧米では既にたくさん広まっており一般的なドラッグストアやスーパーなどでもCBD製品やCBD食品として配置されている光景がみられます。日本でもその効果と安全性からCBD製品が注目されてきています。今後はさらに市場が大きくなるとも言われています。
CBDに期待されている効果
CBDには様々な効果が期待されています。代表的な効果は次の3つです。
- 気分をリラックスさせる
- 不安などが薄くなる
- 痛みが軽減される
他にも吐き気が解消される、自律神経が整うなどの効果が期待されています。これらの効果から、例えばうつ病など精神疾患の改善にも活用できると期待されています。ただ医学的根拠や科学的根拠はまだ実証されておらず、効果にも個人差があります。現在既にある近い製品としてはアロマや香水が近いと言われています。気分転換に使用されるアロマなどと同じで副作用や危険性がないため、新たな製品群として注目されています。
CBDは合法！その根拠は？
CBDは大麻の成分の一種ですが日本においても合法です。合法で安全な上リラックス効果が期待されるので注目を集めています。ではなぜ合法なのでしょうか？その根拠について解説します。
大麻の成分について
大麻草という植物が持つ成分が熱や光などで変換されると、カンナビノイドという成分になります。その成分は100種類以上ありますが、大きく分けると2つに分類されます。
その2つが「CBD（カンナビジオール）」と「THC（テトラヒドロカンナビノール）」です。後者のTHCはマリファナなどに多く含まれる成分で非合法です。そのため大麻は麻薬取締法で厳格に取締りされています。
参考：https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000941499.pdf
CBD（カンナビジオール）
CBDは大麻草の茎や種子が原料となっています。ハイになるような成分や、中毒成分がないことが特徴です。摂取しても副作用がほとんどないことも分かってきています。例えば種子などであれば、一般的な七味調味料などにも含まれている場合があります。CBD成分については様々な研究が行われており、WHOの公式報告書においても安全性が認められ報告されています。重大な副作用などもありません。
『カンナビジオール(CBD)事前審査報告書』世界保健機関(WHO)
THC（テトラヒドロカンナビノール）
THCは大麻草の花、穂、葉っぱや根っこが原料になっています。ハイになったり精神が不安定になる、幻覚が見えるなどの影響があることが分かっています。高濃度の場合は記憶障害になるなどの副作用があります。マリファナや麻薬の原料として使用されており、日本では厳しく取締りされています。THC成分を含む製品は日本においては違法であり製造・販売・購入・使用することはできません。
CBDは合法でTHCが違法
厚生労働省が発表している文書には以下のことが記載されています。
大麻に含まれる主な成分
THC・・・幻覚等の精神作用を示す成分。化学合成されたものは、麻薬として規制。
CBD・・・物質としては規制されていない
よってCBDを主成分とする製品は合法、THCが含まれるものは違法となります。CBDは規制の対象としないと明言されているからこそ製品が多く流通するようになりました。
日本の大麻に関する法律
厚生労働省の麻薬取締部のサイトにおいても大麻取締法上の大麻に該当しないとはっきり記載してあります。
大麻草の成熟した茎や種子のみから抽出・製造されたCBD（カンナビジオール）を含有する製品については、大麻取締法上の「大麻」に該当しませんが、当該製品を輸入する前に、麻薬取締部においてその該否を確認しております。
https://www.ncd.mhlw.go.jp/cbd.html
日本で販売されている製品は安全
日本で販売されているCBD製品は全て「税関と厚生労働省の輸入許可」が必要になっています。販売許可には「CBD製品の成分分析表」、「製造工程表」などの専門書類が必要です。そのため日本のサイトで販売されているCBD製品は全て検査されており安全です。
もしCBDに不安を感じている方がいたら安心してください。
安心できる販売サイトのまとめはこちら：
個人で海外から輸入するのは危険
一方で海外のサイトから購入するのは危険を伴います。大麻は地域によって法律が異なります。日本ではCBDは合法ですが、THCは違法です。一方で海外では少量のTHCなら許可されている地域もあります。もしそのような地域から海外サイトを通じて輸入してしまった場合、日本の法律に反することになります。もちろん人体にも影響が及ぶ可能性があるので、海外から個人輸入することは絶対に避けましょう。
CBDにはどんな製品がある？
CBDには様々な種類の製品があります。有名なのは以下のような商品です。
- CBDオイル
- CBDリキッド/ベイプ
- CBDグミ
- CBDワックス
これら4つが一般的な製品です。他にもサプリ、化粧オイル、チョコレートなど様々な製品に加工されています。
どの商品がどんな人に向いているかはこちらの記事にまとめています。
まとめ：CBDは合法！厚生労働省が明言
- CBDは大麻の茎や種から採れる成分
- リラックス効果がある
- 合法であると明言されている
- 国内で販売されているものは安全
- 個人で海外から輸入するのは注意
CBDはカンナビジオールの略称で大麻草から採れる成分の一種です。リラックス効果があることが分かっており、人体への影響もないことがWHOの報告書からも分かっています。日本でも合法であることから現在注目されている成分です。国内で販売されているものは全て厚生労働省の許可が必要のため安全に購入することができます。海外から個人輸入するのは危険なため絶対に避けましょう。
CBDについて理解しておすすめのものが知りたい人には「CBDオイルやグミって安全？安全な販売先まとめ【2023年最新】」の記事がおすすめです。
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